校長のつぶやき2025.02.15
校長のつぶやき(106)IELTS推進校に選ばれました
10年後を想像しましょう。社会の「ICT化」や「IoT化」は当たり前に、そして、その言葉はほぼ死語になっている…。業務効率化でのDX化もAI・生成AIの発達によって進み、あらゆる業務で合理化と生産性の向上が加速する…。ロボットも社会の隅々まで浸透し、仕事も職業も変化している…。そんな時代でしょう。
一方で日本は、生産年齢人口の減少が進みます。DX化やロボット化が進んでも、すでにそうですが、労働力が不足する分野での就労者のグローバル化は昂進します。経済の発展と社会の安定に、外国の人々の参画と貢献への期待は高まります。予想を超える変化の新しい時代の到来です。到来する未来の想像は難しく、つぶさに現実を眺めて想うことが必要です。
日本政府は冷静に入国管理法の改正を行っています。流れは2008年の「留学生受け入れ30万人計画」から。30万人を超えた2019年、留学修了者が即戦力「中核人材」として日本国内で就職することが容易になるように、入管法(出入国管理法)が改正されました。2023年、「高度外国人材」に関する入管法も改正されました。家族帯同での国内在留の無期限化が実質的に可能になりました。2024年に技能実習制度が廃止、「特定技能1、2号」の創設。2号は在留年限の上限が無く、家族帯同も認められるようになりました。また2024年には留学生受け入れの目標があらたに40万人と発表されました。そして2025年1月1日、「外国人起業活動促進事業」が全国で施行されました。日本国内で起業を目指す外国の人に、準備期間として2年間の滞在を認める「スタートアップビザ」の発給が始まりました。
もしかすると2019年から2025年は、未来では、新しい時代への幕開けの時代として「令和の開国」…と歴史的言い回しがされるかもしれません。そんな今を未来に投影するとき、学校は子どもたちにどんな学び方とどんな視座を提供すべきなのでしょう。よろしければ、本校HPで一緒に考えてみませんか。
校長 黒畑 勝男
