みことばを心に(7)

掲載日:2020.03.17

休校により毎日の礼拝ができません。そこで本校WEBサイトに礼拝メッセージを送ります。
これまで本校の礼拝にいらして下さった牧師先生のお話もあります。みことばを心に留めて一日を始めましょう。

「主よ、助けてください」

(新約聖書 マタイによる福音書14章22節~33節)
宗教主任 伊藤 多香子

あるとき、イエスの弟子たちが船に乗っていると、風が強くなり波も高くなってきて船が沈んでしまうのではないかとという事態が起きました。「こんな大変な時になんでイエスさまがいないんだ!」と不安で押しつぶされそうになっていると、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と言う声がありました。しかし弟子たちは、すぐにはイエスだとわかりませんでした。彼らはイエスによって助けられることを願っていたのにイエスが助けに来ても気づかなかったのは、不安で心がいっぱいになり、心の扉を閉じてしまっていたからです。いつまでこの恐ろしいことが続くのか、もしかしたらもっと大変なことがあるのではないかという不安が、心を脅かし、周りを冷静に見ることができなくなっていたのです。

弟子の一人であるペトロは、「イエスさまのそばまで行かせてください」と言ったのですが途中で恐ろしくなり、おぼれそうになってしまいます。この時ペトロは「助けてください」と叫びました。その時イエスは、すぐに手を伸ばしてペトロをとらえてくださいました。「信じます」と言ったのに本当にイエスが助けてくださるのかと疑って怖くなったペトロに「信仰の薄いものよ」と言われたイエスですが、見捨てることも、その手を離すこともありませんでした。「助けてください」と求めるものを、イエスは必ず助けてくださるのです。

だからわたしたちは、どれほどの窮地に陥ったとしても、祈り続けるしかありません。必ずその祈りに答えてくださるお方がいるのですから。

祈りましょう。
愛する神さま。今日も新しい一日が与えられたことを感謝します。今私たちの世界にある不安をどのように受け止めたらよいかわからず、同じような日々が繰り返されているように感じますが、わたしたちの手を放さず守ってくださるあなたによって、力が与えられますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。