新年のご挨拶


掲載日:2020.01.02

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
昨年一年も大変お世話を頂き、ありがとうございました。
2020年もどうぞよろしくお願いします。

関東学院六浦中学校・高等学校はこの5年間、21世紀型の教育への準備と実践を意欲的に進めてまいりました。2020年は6年目、さらに前進します。

2015年に校内ICT環境を整備し、大きく授業改革に取り組んできています。しかし、生徒個人の端末(Chromebook)の導入には準備と研修に3年をかけました。効果的な学習法としての授業や諸活動での活用のあり方を検討し、2018年度に中学2年生以上で個人所有の携帯教具としました。今年2020年度は中学1年生にも適時での導入を計画し、全生徒の学び方の改革を一層進める予定です。学習の個別化を進めるためe-learning 教材を導入し、家庭学習の効率化も成果を上げてきています。もちろんその効果は徐々に表れ始め、数値的成果だけではなく生徒たちの学びにも活動にもその視野と領域が広がっています。
 
本校の特色とも評価されるようになった選択制グローバル研修は、年々充実度を増しています。国内を含めてグローカルな活動と経験、そこでのメタ認知的な学びを狙いとして、生徒一人一人の主体的で創造的な活動を目指しています。生徒それぞれの興味関心や成熟度に合わせての研修は学校提供のプログラムに限らず、生徒個人で、またグループで、部活動での研修も主体的な学びの活動として奨励しています。当然、そこに必要なコミュニケーション能力の習得のために、日本語の文章力向上講座を創設、英語教授法にはCLIL(クリル)を導入してきました。お陰様で発表の場が海外にもなる活動が現れはじめました。2019年度には民間企業等の協力を得て探究型の学習を本格的に始動させたことも前進です。

感受性が柔軟なうちに将来の活躍の可能性を探す冒険をする。誰もが想像が難しい未来だからこそ逆に、大いに期待をもって楽しく学び、活躍のフィールドを探す。関東学院六浦中学校・高等学校は「隣人を自分のことのように愛する」ことの大切さを学ぶことを基にし、「若く純粋な想いをみちへ…将来を世界に繋ぐこと」が21世紀型の学びへの新たな使命と考え邁進しています。あらためまして、今年もどうぞよろしくお願いします。

関東学院六浦中学校・高等学校
学校長 黒畑勝男