Global Learning through English コース

本校では、英語は「教科」ではなく、「生きるための力」と説いています。英語は、世界人口の約25%の人が使うビジネスや様々な分野における日常的な「ツール」です。世界を視野に活躍することを考えると、大学を卒業すれば実生活で運用できることが求められるだけではなく、最も不可欠で身に付けていかなければならないスキルの一つとなりました。私たちの生きるこのグローバル社会では、英語はビジネスや科学の分野においても国際語、すなわち「リンガフランカ(共通語)」です。英語というツールがあれば、将来の選択肢が飛躍的に広がります。
本校は新しい日本の社会の到来に備え、生徒の進学の可能性を、国内を含む世界の大学へ広げるために、2019年度の4年次から「GLEコース」を新たに立ち上げます。それに先立ち、2018年度の3年次を対象に、GLEコースのSELF STARTプログラムを開始しました。

GLE
GLE

GLEコースとは

Global Learning through English(GLE)コースは、年次によって目標の異なる『SELF(Success and Empowerment in the Lingua Franca)』プログラムをコンセプトに、英語運用能力を身に付け、地球市民としてグローカル社会に貢献できる力を育むための複数年プログラムです。このプログラムの進学先としては、講義が英語で行われる国内大学や、海外大学です。

SELF
Success 「成功」とは人それぞれに違います。ある人には高い地位と豊かな経済力を得ることであり、ある人にとっては温かな家族や友人を持つことでしょう。間違いなく、世界の人々とコミュニケーションを図る能力を身に付ければ、それぞれの思い描く成功により近づきます。
Empowerment 「エンパワーメント」とは、自己実現力を高めることです。英語を使う「能力」が高まれば、世界中の人々とつながる力だけではなく、全世界に自分の可能性を広げる力も高まります。
Lingua Franca 「リンガフランカ」とは、母語が異なる人々の間で使用される共通言語のことです。現代では、英語がそれにあたり、未知の社会への鍵となります。英語がコミュニケーションの手段として、ますます重視されます。

GLEコースの流れ

3年次
プレGLE
SELF START(セルフ・スタートプログラム)
  • 通常の授業(週6時間)+2時間
    1. コミュニケーションのためのライティング
    2. 世界の英語
  • 校外研修
4年次
SELF ADVANCE(セルフ・アドバンスプログラム)
  • 完全取り出し英語授業(週7時間)
  • IELTS講座
  • 教科を越えた様々な学びと活動
(4年次開始生徒の補填授業)
5年次
SELF EXCEL(セルフ・エクセルプログラム)
  • 完全取り出し英語授業(週8時間)
  • IELTS講座
  • 教科を越えた様々な学びと活動
  • 実践的な英作文演習
(各種検定試験の受験)
6年次
SELF EXCEL α
  • 世界に通じる力の基礎を身につけ、国内外の大学への進学を準備
短期・長期
海外留学
  • 3年から5年の間に、短期・長期海外留学に参加(1回以上)
    例:オーストラリア・ターム留学
      ニュージーランド長期留学
      セブ語学研修8週間コース など
  • 英検取得級に応じて奨学金給付

SELF STARTプログラム(Pre-GLE)とは

4年次からのGLEコースに向けて、3年次に行うスタートプログラムです。通常の英語の授業(週6時間)の他に、「コミュニケーションのためのライティング」と「世界の英語」について学びます。このプレGLEコースへ参加することができるのは、2年次修了時に英検準2級以上に合格している生徒のみです。2018年度は24名の生徒が、このコースで学んでいます。

プレGLEプログラム
プレGLEプログラム

コミュニケーションのためのライティング

テキスト『Weaving it Together』を使用して、ライティングに必要なスキルを基礎から学び、世界の諸問題について主張できる力を身に付けます。このテキストも『TIME ZONES』同様、National Geographic社から提供される最新の話題が載っており、生徒の興味関心も刺激されます。

1学期
  • 様々な文法表現方法を用いて、論文の書き方を身に付ける
  • 様々な形式のエッセイの書き方を身に付ける
2学期
  • 自国、他国の文化的行事やさまざまな事柄について学ぶ
  • 小論文を書くために必要な作文技法を身に付ける
3学期
  • 短い論文を書きあげる

世界の英語

英語を母語としない話者が使う英語に触れ、国際語、リンガフランカとして英語がどのように使われているかを学びます。グローバルな環境の中で、英語を使ってコミュニケーションを取ることの大切さを感じ、英語表現力の獲得への意欲を引き出します。これは、「言いたいこと」と「言えること」のギャップに気づかせます。

2学期
  • 英語が生まれてから現在の姿にいたるまでの歴史を俯瞰する
  • 世界には多種多様な「英語」が存在することを学ぶ
  • 「世界の英語」の共通点・相違点をアクセントや発音から探る
  • 世界のポップカルチャーでは、英語がどのように使われているかを学ぶ
3学期
  • 母国語の違う者同士がどのように英語を使っているかを学ぶ
  • グローバルな環境の中で、英語がいかに「間違って」、しかし「効果的に」使われているかを学ぶ
  • グローバルな環境でコミュニケーションをするための英語を実際に使いながら学ぶ
  • 日本人の話す英語と他国の話者の英語の間にどのような違いがあるのかを考える
  • 世界各地の人々と話す機会を持つ
  • 「英語と私の関係」についてのスピーチを行う
Sean Patterson

英語科副主任
Sean Patterson

英語科のカリキュラム作成を担当しています。私たちは、2015年から新たな教育方法CLILを導入しました。導入から3年が経ち、英語の力が伸び、進路を世界規模で考え始める生徒が増えていることを実感しています。もちろん日本国内の大学への進学の場合でも、高い英語力を持つことが圧倒的なアドバンテージになることは言うまでもありません。日本は10年のうちに確実に多くの業種の企業で、就労環境のグローバル化が拡大します。その時、子どもたちはどんな力を持っているべきか。GLEコースは、そうした観点での学びを提供します。