校長のつぶやき(49)「『歴史の踊り場』を感じるこの頃」


掲載日:2021.02.12

当たり前のことですが、いま学校が取り組んでいることが適切なのか?最善なのか?と、いつも考えます。点検です。
できることを追求する、やってこなかったことをできないこととして片づけるのではなく、できるようにする。やるべきことを考え、どうやったらやれるかを考える。

コロナ禍で日本中が翻弄されてもう1年。3学期もあと一ヶ月半となりました。3学期始業式1月8日からこれまでの本校の授業実日数は、今日2月12日までで19日です…中学入試期間の7日間は家庭学習ですので…。その内、登校での授業日数は11日。学年別の分散登校で学年によって違いますが…。その他はon-lineでの授業です。朝、登校しない学年は、家でGoogle ClassroomのMeet上で朝のHRから始まります。もうすっかり馴染んでいます。

始業式で『歴史の踊り場』という話をしました。私自身もこの数日で、本校のICT化の取り組みもその走りだと感じています。緊急事態宣言発出中でも、内容によってはon-lineでなら活動が止まらない。例えば、本校の生徒が京浜急行さんとのコラボで行っている金沢区の魅力を伝えるインスタグラム「スミコロ」(@sumicco.lo  1/8~3/31)。長期間に及んだ準備、会議や打ち合わせは生徒たちが、京急さんとon-line上で行うことも多々ありました。間もなく始まるSDGsとしての活動を伝えあうVR空間イベント「バーチャルアースフェス ~変化の波に乗り遅れるな!~」(2/17~28)へ本校は9つのコンテンツで出展しますが、この準備も…です。しかし、こうした特別な活動だけではありません。一昨日2/10のGLEの英語の授業は、マレーシアの大学生とリアルタイムでの異文化体験コミュニケーションをon-lineで行いました。地球のどこかと繫がって生きた体験での学びが行えるのです。


マレーシアの大学生とのオンライン交流の様子

本校は、これからの時代の生き方に不可欠な「主体性」が育つためには、自分を取りまく世界の中での「気づき」が大切だと主張してきています。「ホンモノ体験」や「リアル見聞」を重要視しています。その中で気づく問題や課題は学びへの動機になることが多く、また、人生の方向を決める契機にもなることがあるからです。
そうした学びをこれまで以上に加速させるのがICT活用教育だといっそう強く感じるようになりました。コロナ禍で余儀なくされた学習活動の形や内容の変化。「リアル」と「バーチャル」での「ハイブリッド」な活動がいっそう加速します。時間的にも費用的にも合理化ができ、これまで以上に大きな成果が期待できそうです。

中高生、10年先です、社会に出るのは。その時、全く違った社会が始まっているはずです。AIの進歩とICTの浸透による自動化の促進や様々な仕様の変化。それだけではありません。地球温暖化抑制への対策強化が社会を変えます。いま、あらゆるものが「歴史の踊り場」を作っていると感じます。ちょっと怖いけれどもワクワクして勉強させたい。これが今日の点検の観点です。