みことばを心に(1)

掲載日:2020.03.04

休校により毎日の礼拝ができません。そこで本校WEBサイトに礼拝メッセージを送ります。
これまで本校の礼拝にいらして下さった牧師先生のお話もあります。みことばを心に留めて一日を始めましょう。

『しもべは聞きます。お話しください』

(旧約聖書 サムエル記上3章10節)
本校宗教主任 伊藤 多香子

「聞く」ために、まず耳を澄ますこと、雑音を消すことが必要です。そして、聞いたことをよく理解するためには、自分自身の内側を静かにしなければなりません。人は、一番大切なことを聞き逃して心を騒がせることがあります。突然の出来事、不安を感じさせる空気、わたしたちの心を動揺させることがあった時、この言葉を思い出しましょう。これは、祭司エリのもとで成長するサムエルという少年の、神への言葉です。

少年サムエルは、まだ神の言葉を聞いたことがなく、どのように聞くべきかを知りませんでした。師であるエリが教えたのは、「しもべのように聞くこと」でした。しもべは、主人の命令なくしては行動できないので、一言も間違わず、聞き落としのないようにしなければ、次の自分の行動が決まりません。与えられた言葉が、進むべき道のすべてになるからです。注意深く耳を傾け、心を集中させて聞く。サムエルは語られる神の言葉に、これから進むべき道を示されました。神の言葉を聞くことによって、彼自身が正しい道へと導かれ成長します。やがては、神の言葉を人々に伝えるという大切な責任を担うことになります。

私たちは、自分の言葉ばかりを伝えることに懸命になって、心を静かにすることを忘れてはいないでしょうか。大切な声は、小さくて聞き逃しやすいこともあるのです。『しもべは聞きます。お話しください』と祈りつつ、歩んでまいりましょう。

お祈り:愛する神さま。今日も新しい一日が与えられましたことを心から感謝します。
わたしたちの心が落ち着かなくなり、周りで起こる事柄に不安を感じたとき、どうかあなたのみことばを慕い求め、耳を傾けることができますように。今、癒しの御手を伸ばしてください。わたしたちが自分の知恵と力をもってできることを教えてください。
主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。