校長のつぶやき(19)収穫感謝礼拝


掲載日:2018.11.22

校長のつぶやき(19)収穫感謝礼拝

今週は、収穫感謝礼拝を捧げました。たくさんの大地の恵みをいただきました。生徒の皆さん、ご家庭に御礼を申し上げます。重い荷物となりましたね。ありがとうございました。毎年計画的に色々な施設に届けさせていただいています。お届け先からは感謝と驚きの言葉をいただいています。

高校生の礼拝では、茅ケ崎恵泉教会の牧師、柏明央先生からお話をいただきました。日本語で「収穫」と聞くと、自分の努力で獲得したものという印象を受ける。努力は自分の中からのもので、収穫(成果)への感謝とは自分への賛辞ともなる。一方英語ではこの日をThanks-giving と言う。与えられたものに感謝するということを表す。そして、最大の贈りものとしてキリスト、イエスを思う…と語られました。

本日の礼拝、伊藤宗教主任からは、収穫感謝の時期を迎えてしっかりと一年を振り返る大切さが語られました。今年を振り返り、新しい一年を準備する。新しい自分を用意する。新しい自分を用意するためには今までのやり方ではいけない、と。ニコデモとイエスの対話(ヨハネ3:1~)が引用されました。聡明で人々からの信頼も高いニコデモに対して、イエスは「新たに生まれる」ことの必要と理由を語っています。あらためて私たちは「見えないもの」に頑ななほど疎いと感じました。

収穫感謝の時期は一年の終わりを象徴します。一年を振り返り、各自が自分を評価する時期となります。さて、何を見て評価するのか、です。形になったもの、数値化されて表されたもの、資格などとして示されるもの。「見える」ものによる振り返りは容易です。そして、人生を進める上での有効な手立てへの励みともなります。しかし、目に見えない部分で、自分はどれだけ豊かになったのかということの振り返りが、とても、とても大切です。

収穫を感謝し、クリスマスを迎える準備の時のアドベントに間もなく入ります。今ある自分の様々なところに多くの愛があります。与えられていることへの感謝を意識したいと思います。そして、新しい自分のあり方を「見えないもの」を通して意識する。そんな時期でありたい、収穫感謝とアドベントの時期を迎えます。