大学連携理科実験講座を行いました(10/15)その2
掲載日:2022.10.27
本校は隣接する関東学院大学と連携し、中学生対象の大学理科実験講座を行っています。大学の先生方から直接教えていただける貴重な機会として、毎回多くの中学生が参加しています。
今回は、10月15日(土)に行った講座「身の回りの摩擦を科学してみよう」の講座を紹介します。もう一つの講座「心拍数の変化を見てみよう」はこちらの記事をご覧ください。
講座「身の回りの摩擦を科学してみよう」を担当してくださったのは、関東学院大学理工学部理工学科機械学系の宮永宜典先生です。この講座ではミニ四駆を題材に、摩擦についての学習を行いました。ミニ四駆の車軸やタイヤを変えてコースの周回タイムを競います。
車軸は、ベアリングとそうでないものの2種類、タイヤは、スポンジ・ゴム・硬いゴムの3種類を比べます。いかに摩擦をうまく使ってタイムを縮めることができるかが重要です。生徒は2人1組のチームを組み、周回タイムを競い合います。また、特別チームとして大学院生のチームも参加してくださりました。
最初の測定は【ベアリング無・ゴムタイヤ】です。ミニ四駆は予想以上のスピードで、生徒は驚いている様子でした。2回目以降の測定は各チームで工夫を凝らし、意見を出し合いながら楽しそうにミニ四駆を組み立てていました。組み立て→測定→分解→組み立て→…を繰り返し、車軸やタイヤの種類を変えて試行錯誤をして、生徒たちは何度も測定にチャレンジしていました。1時間ほど実験を繰り返し、生徒たちはとても満足している様子でした。
講義の最後には空気抵抗を可視化できる装置を見ました。普段は目に見えない空気抵抗ですが、装置内の煙が渦を巻くような様子を見ることができました。
この講座を通して、今まで以上の理科への興味を持ち、積極的な学習につなげられることを願います。