3年生言語力活用講座「天声人語で200字作文」


掲載日:2021.02.26

3年生では週1時間言語力活用講座として、社会の出来事に関心をもち自分の意見をまとめて発信する力を育んでいます。
教材の一つとして「朝日中高生新聞」の「天声人語で200字作文」に取り組んでいます。3年生のS.Kさんが1回、Y.Nが何と5回「朝日中高生新聞」に掲載されました。以下、課題と掲載文を一部ご紹介します。

【7月26日号】
〔課題〕あなたが日頃、「もったいない」と感じていること・ものについて、状況も含めて具体的に説明しましょう。

僕が自分自身でもったいないと思っているのは「勇気の無さ」だ。僕は小学校の頃から人の前で喋るのがものすごく苦手で、生まれて初めて全校生徒の前で自分の意見を発表したときは頭が真っ白になった。授業の中でも答えが合っているのに先生に発言するのが怖くなり意見が言えず友達に発言されてしまう。
あと一歩を踏み出すことができない。今後もこの自分自身の問題を自分なりに対処できるように努力したいと思う。(S.K)

【11月1日号】
〔課題〕「らくらく入店」ステッカーを自分の住む街にも広める方法について、具体的に考えて提案しましょう。

私が考えた普及方法は、自分の住む街の自治体にお願いして、自治体の広報新聞の福祉欄に、車椅子の方の声と共に、「らくらく入店」の取り組みを載せてもらうことだ。この方法なら、店の事業者の方も閲覧できて、幅広く伝えられる。そして、この制度を導入してくれたお店を広報で紹介してもらえば、お店の宣伝にもなるだろう。「住みやすく優しい街づくり」が、これを機に益々広がっていくと思う。(Y.N)

【1月31日号】
〔課題〕「かやぶき家屋の再生・活用」のメリットについて、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、具体的な項目を挙げて説明しましょう。

かやぶき家屋の再生は、SDGsの「気候変動に具体的な対策を」に貢献できる。二酸化炭素の排出を減らすことに役立つからだ。かやぶきは、日照量を程よく調節できて、夏は涼しく冬は保温される造りになっている。そのため、二酸化炭素を出すエアコンを使わずに済む。だから、環境に優しい。
私の学校でもSDGsを学ぶ機会がある。これからは、若い人が積極的に取り組んでいかなければならないと思う。(Y.N)