みことばを心に(4)


掲載日:2020.03.11

みことばを心に(4)

休校により毎日の礼拝ができません。そこで本校WEBサイトに礼拝メッセージを送ります。
これまで本校の礼拝にいらして下さった牧師先生のお話もあります。みことばを心に留めて一日を始めましょう。

『あなたのみ言葉は、わが足のともしび、わが道の光です。』

(旧約聖書 詩篇119篇105節)
本校宗教主任 伊藤 多香子

夜空の星は、町の明かりが少ないほうがよく見えます。光り輝き、美しく、数も多く見る事ができるのです。冬に、標高の高い山に登ると、寒さも厳しく、手はかじかんで痛みに近い感覚を覚えます。ところが、空気が澄んでいる上に、明かりなどほとんどない暗闇のために、かえって数え切れないほどの星の数に気づき、その美しさに圧倒されます。闇が深くなるほど、星は光り輝くのです。神の言葉は、まさに暗い夜空に輝く星のようです。人生における暗闇の中でもなお、光り輝くのです。

み言葉を慕い求める人は、人生における暗闇を知っている人かもしれません。どのように担えばよいのかわからない痛みや悲しみの受け止め方をみ言葉は示します。どれほど深い闇にさまよう事があったとしても、み言葉によってその足元は照らされ、み言葉こそが進むべき道を示す光だからです。みことばを慕い求めるものとなりましょう。

わたしたちの学校では、毎年3月11日には放送による全校礼拝を行います。そして、全校生徒、全教職員が「東日本大震災を覚えて」祈りを合わせます。

今日は一人一人が東日本大震災を覚えて祈りましょう。