【ほぼ週刊SCS】 鉄道研究部 鉄道模型「高校日本一」インタビュー


掲載日:2018.09.29

「高校鉄道模型コンテスト」、それは日本全国の高校にある鉄道、地理部門の部活が模型を作り日本一を争ういわば「鉄道模型の甲子園」です。本校鉄道研究部は毎年、最優秀賞である「文部科学大臣賞」を目指し作品を制作、発表していました。そして今年、2010年以来2度目となる文部科学大臣賞を受賞しました!今回は日本一の模型を作った製作チームへのインタビューを内容を紹介します。

――今回の作品、タイトルを教えてください。

「タイトルは『和の街~京の風物詩~』です。」

――京都の街並みをテーマにしたとのことなのですが、どのような経緯で京都の模型を作ることになったのですか?

「今年は日本らしい風景を模型にしたいと思いました。最初は川沿いの桜、春祭り、お花見と川などいろいろな案が出ました。春の京都って案もあったんですけど…華やかさを大事にするために祭りを中心にしました。」

――製作期間はどれくらいですか?

「だいたい4~5ヶ月です。特に設営の1週間前から前日に集中して製作しました。」

――お客様や審査員の方からのコメントで特に印象に残ったことを教えてください。

「審査員さんから『1位から3位まではどれも僅差でしたが、華やかさではこれが一番良かった』と言われたときは本当にうれしかったです。細かい点から雑な点まで色々ありましたが、勢いで乗り切ったなぁというのが正直な感想です。」

――今回は3度目の優勝とのことですが、過去他校ではどのような部活が優勝したのですか?

「地理部や歴史部など、鉄道とはあまり関わりのないような部活が多かったです。女子校が優勝することもありました。やはり作りの細かさ、ストーリー性のあるものが優勝につながるのかなと思いました。」

――最後に感想と、来年の全国大会に向けた意気込みをお願いします。

「作った側じゃなくて観る側を意識していきたいです。最優秀賞をとったからと作品をそのままにせず、見本として細かく分析し、次のコンテストに向けて良いジオラマを作りたいです。」「アイデアを集めて結果良い賞がとれたから、来年も表現したいものを大事にしつつ今年得た経験を活かしていきたいです。」「見れば見るほどスキのないような模型を製作します!そして2連覇を目指します。」

鉄道研究部は、11月にドイツ・シュツットガルトにて行われる「ヨーロピアンNスケールコンベンション」に出場します。来年も素敵な作品を楽しみにしています。

(SCS4年 U)