季節のしおり~校長室の窓から~vol.1
掲載日:2026.05.14
入学式の頃、礼拝堂の前に置いた「入学式」の看板は、新入生の皆さんの晴れやかな笑顔とともにその役目を終えました。あれから月日が流れ、校内の景色は桜の淡い色彩から、生命力に満ち溢れた鮮やかな新緑へと塗り替えられています。
花の美しさとはまた違う、この季節特有の躍動感や力強さは、本校に集う生徒たちの姿そのものです。特に今年、15カ国という多様な背景を持つ生徒たちが共に暮らし始めた寮は、文化や言語、習慣の違いを超えて響き合う「小さな地球」のような活気に満ちています。互いの個性を認め合い、新しい生活を切り拓こうとする彼らのエネルギーは、瑞々しい若葉が光を浴びて成長していく勢いを感じさせます。
聖書の天地創造の物語には、神が地球に多様な植物を造り、人間をその新しい環境へと送り出した場面が描かれています。私たちもまた、この豊かな自然の恵みの中に置かれ、新しい環境で自らを成長させていく存在です。
桜が咲いたその後に、より一層の力強さを持って芽吹く5月の緑。その美しさと生命力を自分自身のエネルギーに変えて、この季節を健やかに、そしてしなやかに過ごしていきましょう。