ケルストンボーイズ高校は1963年に設立された、全校約900名のラグビー名門校です。オークランド西部に位置し、パシフィックアイランダーが多くとてもフレンドリーな雰囲気の学校です。オークランド市内から車で30分ほどのところあります。

空港から学校へ到着後歓迎のセレモニーが行われ伝統のマオリ族の挨拶を行いました。彼らの挨拶は、鼻と鼻をくっつけ合い「キオラ(Kia Ora)」と言います。 マオリの考え方としては全てのモノには命の息吹が宿ると考えられ、「命の息吹が宿る」とされる鼻を触れ合わせることで、「相手と一体になる」と考えられています。

その後ホストファミリーと初対面をし各家庭へ向かいました。翌日から生徒は、朝ホストファミリーの生徒と一緒に登校し、バディーという一緒に学校内で行動を共にする生徒と一緒に授業へ参加しました。3日目の午前中には、マオリ族の象徴でもあるハカの練習をさせていただき、世界最高のラグビーチームオールブラックスのハカとケルストンボーイズのハカを学ぶことができました。このハカは、ぜひ日本へ戻って披露してもらいたいです。また、アクティビティの授業としてカヌーパドルボートを行い、2人で息を合わせることに苦労している生徒もいました。

授業の中には、通常授業やESOL、ラグビーを学ぶビデオセッションが行われ現地のコーチから良きアドバイスを受けたり、体育でラグビーの授業をしたりしていました。最終日には、教頭先生から修了書をいただくことができ良き実りのある10日間でした。

ハーウィック・カレッジは、1974年に創立された共学の公立高校で、全校生徒数は約1,900名で9学年から13学年の学生が通っています。オークランドの中心部から東南東へ車で25分ほどのハーウィック地区に位置します。初日にはオリエンテーションが行われ、学校の紹介、歴史などを学びました。また、ニュージーランドに纏わるクイズなどをやっていただきよりニュージーランドを理解する時間となりました。昼食には、ニュージーランド名物“フィッシュ＆チップス”をいただくことができ生徒達も大喜びでした。その後、ホストファミリーと初対面をし各家庭へ向かいました。

翌日から生徒は、ホストファミリー宅から生徒と一緒に徒歩で登校したり、路線バスを乗り継いで学校まで各々の方法で登校しました。各生徒用に授業のプログラムが組まれそれぞれ指定された教室にて授業を受けました。中には、物理や数学といった理数系ばかりの授業や体育などアクティビティな授業にも参加していました。通常の科目の他にアウトドア・エデュケーション、ダンス、自動車エンジニアリングなど幅広い科目が受講することができます。ホスピタリティーのトレーニングに関しては、バリスタと呼ばれるコーヒーを学ぶ科目なども選択可能でニュージーランドの高校レベルではトップクラスだそうです。昼食の時間になると皆で芝生の上でホストファミリーが持たせてくれたランチＢＯＸを美味しそうに食べていました。最終日には、自ら校長先生から修了書をいただくことができ良き実りのある10日間でした。