カナダ研修(カルガリー)SAITサマーキャンプ参加


掲載日:2017.08.05

カナダ研修(カルガリー)からの報告その5です。

この日は通常の授業はなく、SAIT(Southern Alberta Institute of Technology)での一日体験です。SAITは政府認定の公立の学校で、ビジネス、建設、衛生安全、ホスピタリティ、情報通信技術、エネルギー、製造、交通など、様々な専門的な学びのできる学校です。将来の職業に直結する実学志向で、なかなか就職の厳しいカナダにおいて、就職率がとび抜けて良いのが特徴です。

生徒たちは、素晴らしい施設や、サマーキャンプで学んでいるカナダの中高生の様子を見学させてもらい、いろいろと勉強させていただきました。驚いたのは中高生が、本格的な溶接や木工家具の制作、ホスピタリティコースの料理などに取り組んでいることです。日本では、まだまだ知識の詰込みによる学習が小中高生の主流ですが、カナダでは実学での学びが主流で、とにかく体験する、取り組んでみるということが大切です。今回の研修では、カルガリーで活躍する様々な方からお話を聞く機会がありますが、皆さんが言うのは、何を取り組んで何を経験してきたが大切だということです。いくら有名大学を卒業しても、何の経験もしていない学生は就職では相手にされません。このことはぜひ生徒たちの心に刻んでおいてほしいと思います。見学のあとは、本校生徒も実際にソーラーカーの制作を体験しました。簡単な制作ではありましたが、生徒たちは真剣に取り組み、実際に太陽光で走らせて大喜びしていました。

 

昼食はカナダの生徒の間に入ってとりました。少しでも英語を使ってみるチャンスです。英語も同じく、実際に会話してみることが大切です。生徒たちも頑張って英語でのコミュニケーションにチャレンジしていました。
午後は日本人スタッフYUKOさんから、SAITでの学びについてはもちろん、海外の学校に入学して学ぶ際の方法や問題点、心構えなどをお話していただきました。
海外大学も視野に入れた進路選択が当たり前になっています。生徒たちも真剣に聞いていました。

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