大学連携理科実験講座を行いました(11/19)


掲載日:2022.11.21

大学連携理科実験講座を行いました(11/19)

秋晴れの土曜日、広々とした関東学院大学金沢八景キャンパスにて大学連携理科実験講座が行われました。この講座は大学の先生や諸先輩方から、大学の学びも含めた理科の面白さを体験できる貴重な機会であり、毎回抽選となる程人気です。今年度最後となる今回は「講座⑤プログラムを作ろう」と「講座⑥自然界の放射線」の2講座が開講され、多くの中学生が参加してくれました。今回は講座⑤の概要と参加した生徒たちの様子をご紹介します。

「プログラムを作ろう」を今回担当してくださったのは、関東学院大学理工学部理工学科情報学系の永長知孝先生です。この講座はフリーソフトやマイコンのセンサを使って、ビジュアルプログラミングの楽しさを体感しようというものです。

初めにScratch(スクラッチ)というプログラミングソフトを用いて、キャラクターの動きを制御して「猫から逃げろ!」というゲームの作成に取り組みました。生徒たちはすぐにコツをつかんで、自分で設定したキャラクターの動作確認し、各々工夫しながら各々のゲーム作りに熱中していました。

自作ゲームをクラウドに保存した後は、micro:bit(マイクロビット)というマイコンをScratchプログラミングで制御する方法を学びました。マイコンのボタンを押すと温度センサが感知した現在の室温を表示するように設定したり、明るさにセンサに反応して「明かり」のマークを表示したり、加速度センサと連動して動くたびに「ハート」表示を出させたりと、簡単なプログラミングの組み合わせで、私たちの身の回りにある様々なものが成り立っていることを改めて感じることができました。生徒たちには、途中で適宜休憩を挟むように伝えていましたが、あまりの楽しさに90分があっという間に過ぎてしまいました。また、同研究室の大学院生や博士課程の学生さんにも質問対応などで手厚くサポートしていただき、充実した講座となりました。

プログラミング教育や放射線の正しい理解は近年重要性がますます高まっている分野です。今回の受講を通して今まで以上に理科への興味を持ち、自ら更に探求して学びを深めてくれることを期待しています。