8月19日(土)から22日(火)にかけて、生徒16名と引率教員2名が「生口島ボランティアキャンプ」に参加をしました。このキャンプは、ミッションキャラバン（伝道旅行）から始まり、ボランティアキャンプと名前を変えてからも瀬戸内海の諸教会を訪れる機会を続けていたものです。東日本大震災のあった2011年に、東北の被災地へボランティアに行くことになり、その後コロナの影響もあって中断されていたという経緯があります。13年振りの再開にあたって、瀬戸田バプテスト教会の石塚多美子先生をはじめとして、教会の方々にサポートいただき無事実施することができました。

　キャンプの前半は、瀬戸田バプテスト教会と原集会所で草むしりなどを行い、日曜日には生口島の方々と礼拝を捧げ、午後から附属幼稚園の園庭や畑の整備も行いました。参加した生徒たちは、写真のように一目瞭然。割り振られて任された場所で、一生懸命に力を発揮してくれました。

　キャンプの後半2日間は平和学習を呉と広島で行いました。呉の大和ミュージアムで学芸員の方が「技術は正しい方向に使わないと取り返しのつかないことになる。」と語られた言葉が印象的でした。

　またキャンプ最終日には、ボランティアの方に案内していただいて広島平和公園内を巡り、原爆で受けた家庭での体験を被爆者の方から伺いました。感想には、「平和を創り出すためには努力が必要だと学んだ。」と記す生徒もおり、生徒たちの心に、平和の大切さが深く届いたことを感じました。

　来年度のキャンプは、今年度の経験を生かして企画・実施する予定です。参加者が集まり、過去と現在をつなぎ、平和を学ぶ。そのようなプログラムを瀬戸田バプテスト教会をはじめとする周辺教会の協力を頂きながら、継続していきたいと考えています。