校長のつぶやき(86)六浦祭とon-line入試と…


掲載日:2023.11.04

六浦祭が終わりました。地域の企業の皆様、保護者の方々に支えられた文化祭でした。生徒たち一人一人が達成感と自己有用感とを十分に感じる活動となりました。多くの方々から生徒たちへの賛辞と六浦祭の好評をいただきました。HP上となりますが、心より御礼を申し上げます。

<六浦祭>

今年は10月27・28日(金)と(土)の2日間が六浦祭でした。六浦祭・・・「学校祭」を「文化祭」とする。文化祭は当然アカデミックなものもあればエンターテイメントもアートも…そして関六には遊園地(ミニ鉄道)もですが…六浦祭は自分の生きている社会と繋がるものにする・・・を求めています。

今年度もキャッシュレス文化祭

中高生には中高生の世界と関心がありますが、「いま」の世界を見て知って「未来」に持って行く課題を発見する、それに取り組む意欲を育てる、これが大事です。進んで新進を取り入れることも・・・です。鼓舞します。生徒たちはデジタル化も進めてきました。物品販売は昨年からタッチ決済です。

中学1年生の横浜研修の取り組みは圧巻でした。今年は一歩突っ込んで、社会科学的に仮説を立てて過去を考察する展示とプレゼンテーション。中1の「調べ学習」を越えました。高校1,2年生の有志は、地域創生をテーマに神奈川県内の食品を扱う16企業とのコラボを経験させていただきました。保護者会の皆様にもたくさんの時間と尽力、そして当日の労力をいただき、多彩な祭になりました。

中1横浜研修 街の歴史 仮説に基づく調査結果のプレゼンテーション
六穂会(保護者会)によるブース

今日28日の一般公開では朝から切れ間なく、年代を越えた多くの方々のご来校をいただきました。ライシャワ・クレーマ学園日本聾話学校中等部から生徒さんと先生方のご訪問もいただき、良い交流をさせていただきました。一般公開は、事前予約と当日受付を合わせて来校者が約4,600名超で、最多を記録させていただきました。小学生のご家族のご来校が例年になく多く、六浦の教育の香りに触れていただいたかとも思います。

<on-line入試>

ICTの発展が世界を大きく変えています。本校もInformationとCommunicationの変化をひしひしと実感しています。距離を感じない海外向けのon-lineでの説明会も一年に複数回行うようになりました。国際寮の開設ということもありますが、また、近未来の国内グローバル化を視野に、高校卒業後の海外進学も選択肢として提案しているからかもしれませんが、この数年で海外駐在のご家庭からご質問や問い合わせを少なからずいただくようになりました。(*国際寮の開設:HPをご参照ください)

秋以降の土曜は、高校からの帰国生on-line入試の実施日としています。六浦祭2日目の28日(土)も例外ではなく、校長室で午前と午後にon-line面接を行いました。これまで東南アジア、北米、南米、インド、ヨーロッパなどの日本人学校や現地校に在籍する中学3年生の数十人とお話をしてきています。日本と海外の生活を経験する中学生の思考の深さには驚かされることが多いものです。

難しい言い方での学校種別では本校は「一条校」です。何のことはない学校教育法第一条に定められたごく普通の学校です。しかし、インター校ではない一条校だからこそ近未来の変化を見据えて、リアルに異文化社会で生活を経験している中高生や、実際に母国が異文化圏、母語が日本語以外の中高生の入学・留学を奨励しています。本校が進める「グローバル化」は掛け声のレベルではありません。

人口減少が進む日本です。これからの日本の社会は、ますますグローバル化する環境の中で捉えなければならないと思います。中高生は視界を狭く限定してはいけない、そして視野を遠くに拡げることが大事です。中高生が生きる未来は、今までの大人が経験しないレベルで、地球の市民として活躍することが求められます。学校の国際化を進める入試の理由はここにあります。

六浦祭が終わると秋の深まりを感じます。稔り多き秋となりますように。