カンボジア サービス・ラーニング研修 後半になりました


掲載日:2022.12.30

カンボジア サービス・ラーニング研修 後半になりました

研修後半は,タケオという町に移動。プノムダ遺跡へ行きました。ここへは高速ボートで40分かけて行きます。島に到着すると子どもたちが集まってくれて,みんなで遺跡へ行きました。ここでも、生徒たちは積極的に交流をし、一緒に遊んだり、数字を教えあったりしていました。

タケオの小学校では手作り運動会を開催。カンボジアには運動会という風習がなく、本校の生徒たちが手作りで会場設営から運営まで行い、運動会を盛り上げます。初めて行う競技にカンボジアの子どもたちははしゃぎながら、楽しく参加をしてくれました。

運動会のあとは、浮沈紙の授業。すでに1回行っているので、前回うまくいったこと・いかなかったことを整理していたため、前回よりもスムーズに実施することができました。前回の反省から授業が早く終わった場合のアクティビティもしっかりと用意をしてあったので、焦ったり、もたつくことなく、開始できました。生徒の成長は凄まじいもので、引率の教員がサポートする場面はもうありませんでした。

束の間のタケオの子供たちとの時間もここで終わり、午後はキリングフィールドへ。ここはポルポト政権時代に暗殺が行われていた場所です。ここまで触れ合ってきたカンボジアの子供達や先生方の笑顔の背景にこのような悲惨な歴史があったことを忘れてはいけないと思わされる学びの時間でした。

この日の夜のミーティングでは、記憶が鮮明なうちに来年参加する生徒向けのアドバイス作りをしました。これをすることで、俯瞰して自分たちの行動を振り返ることができます。全ての行事に全員で一生懸命向き合っているからこそ思いのこもったアドバイスが出来上がりました。

生徒たちの絆もどんどん深くなりました。今回の研修には,中1から高3の男女がともに参加していますが、学年や性別に関係なく、同じ体験を共有している仲間へと変わっていっています。

こちらの写真は,メコン川クルーズの様子です。生徒たちの心に残るすばらしい景色でした。