新型コロナウイルスに関するニュースが報道され、いつまで続くのかわからないこの状況のなか、本校生徒たちのボランティア活動も思うように進んでいない現状があります。

本来なら毎年、1年生が花の日礼拝に合わせてさまざまな施設を訪問させていただいているのですが、今年度は実施できていません。「私たちに何かできることはないか」と考えた結果、自分たちのパフォーマンスを録画したDVDを観ていただいて、少しでも楽しいひとときを過ごしていただこうということになりました。

生徒たちに有志を募ったところ
・6年生女子4人
・6年生音楽クラス（アドバンス）
・ダンス同好会
・吹奏楽部
・SCS
の生徒たちが協力してくれることになりました。歌あり、トーンチャイムあり、踊りありの楽しいDVDができあがりました。

例年訪問させていただいている8か所の施設へ、完成したDVDを送らせていただきました。夏休みが終わり、少しずつDVDが返却され始めているのですが、ご覧になった高齢者の方々からメッセージボードやその時の様子と共に感謝のお手紙をいただいています。予想以上の反響に驚きましたが、ほんの少しでも楽しんでいただけたのなら、こんなにうれしいことはありません。また、わざわざメッセージをくださったお心遣いに、こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、限られた状況の中でも自分たちにできることを考え、他者と思い合いながら生きていくよう心がけたいと改めて感じるひとときでした。