第539回読書会のお知らせ

平野啓一郎『ある男』(文藝春秋)

「弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。

宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。

里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。

人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。」

日時2019年3月16日(土) 10:00開始
会場面談室C(本館2階)
講師国近高龍(元本校国語科教諭) ・ 原 夏絵(本校国語科教諭)
会費200円(茶菓代)
申込方法参加ご希望の方は3月13日(水)までに学校へお電話ください(Tel:045-781-2525)

次回予告

次回は、4月13日(土)に黒井千次『流砂』(講談社)を予定しています。

「父は何者だったのか?
70代の息子と90代の父親。老いた息子は父の記した奇妙な報告書を見つけた。
それは戦前、思想検事だった父親が、「思想犯の保護を巡って」自己の所信を開陳した報告書だった。
息子は父の過去にあえて向き合い、己の来し方の輪郭を確かめようとしはじめる……。
老いと記憶を巡る小説の冒険。自伝的長編小説。」


2019年度読書会の日程(案)
第540回  4月13日(土)10:00~
第541回  5月18日(土)10:00~
第542回  6月15日(土)10:00~
第543回  7月13日(土)10:00~
第543回  9月14日(土)10:00~
第544回 10月 5日(土)10:00~
第545回 11月16日(土)10:00~
第546回 12月21日(土)10:00~
第547回  1月11日(土)10:00~
第548回  2月 8日(土)10:00~
第549回  3月14日(土)10:00~