第537回読書会のお知らせ

俵万智 『牧水の恋』 (文藝春秋)

「没後90年を迎える歌人・若山牧水。その短歌は教科書にも取り上げられ、ひろく愛誦されている。
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
けふもまたこころの鉦をうち鳴しうち鳴しつつあくがれて行く
幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく
これらの名歌が生まれた背景には、小枝子という女性との痛切な恋があった。
早稲田大学の学生だった牧水が若き日をささげた恋人には、秘密があった。彼女は実はすでに人妻で、郷里に二人の子どもまでいたのである。
恋の絶頂から疑惑、別れまでの秀歌を、高校時代から牧水の短歌に共感し、影響を受けてきた人気歌人が味わいつくす、スリリングな評伝文学。」

日時2019年1月12日(土)10:00開始
会場特別教室B(中学校舎1階)
講師国近高龍(元本校国語科教諭) ・ 原 夏絵(本校国語科教諭)
会費200円(茶菓代)
申込方法1月9日(水)までに学校へご連絡ください。
Tel:045-781-2525(担当:国語科 原夏絵)

次回予告

次回は、2月9日(土)に村田喜代子『エリザベスの友達』(新潮社)を予定しています。

「いったいどこに帰っているのかしら? 長い人生だったでしょうから、どこでしょうね。介護ホームに暮らす97歳の母・初音は結婚後、天津租界で過ごした若かりし日の記憶、幼い娘を連れた引き揚げ船での忘れがたい光景のなかに生きていた。女たちの人生に清朝最後の皇帝・溥儀と妻・婉容が交錯し、戦中戦後の日本が浮かびあがる傑作長篇。」