保護者の方々へ/to Parents

1年生オリエンテーション報告

1年生オリエンテーション

  5月9日(水)~12日(土)の3泊4日で、1年生オリエンテーションが行われました。このオリエンテーションは、関東学院の歴史とキリスト教を学ぶ、集団生活を通して基本的な生活習慣を身につける、生徒同士や先生方との交流を深め豊かな人間関係をつくる、活動を通してものごとをやり遂げる姿勢を身につける、自然に親しみ自然を慈しむ心を育てるという目標を掲げて行っています。


 

 朝7時30分。大きな荷物を持って登校した生徒たち210名は、一度礼拝堂に集まり、貴重品や携帯電話を担任に預けた後、大学構内から13名の引率教員と共に6台のバスに分乗して出発しました。

 

 最初の目的地は天気が良ければ修善寺「虹の郷」の予定でしたが、寒気の影響で天候が不安定であることを考慮して、小田原の「生命の星地球博物館」に向かいました。生徒たちは事前に配られた本校オリジナルのワークシートを片手に、班毎に展示物を見学しました。ワークシートはなかなかの難問揃いでどの班も苦労していましたが、学芸員さんや先生方からヒントをもらいながら解答していました。神奈川から出土したナウマンゾウの骨格標本もチェックポイントになっており、班毎に写真に収まりました。

 

 昼食は天城山荘の食堂で、各自用意したお弁当をいただきました。


 その後はチャペルにて、宗教班の生徒による進行のもと開会礼拝が行われました。この4日間、基本的に館内放送は入れません。各自で予定表を見て行動すること、チャペルでは学校同様に静粛を保つこと、館内では必ず名札を着用すること等が天城山荘でのルールです。礼拝後は入浴の後、夕食です。


 天城山荘での食事は、テーブルごとに皆で協力しながら大皿に乗っているおかずを取り分けていただきます。最初はなかなか大変な仕事ですが、どこまで上手になるでしょうか。

 

  初日、夜のプログラムは鳴坂宗教主任から「関東学院の歴史」について、貴重な古い写真のスライドを見ながら説明をしていただきました。生徒たちはスクリーンに映し出された現在と全く違う校舎や古い制服に驚き、また戦争のために疎開した分校が地元の方の強い要望で残されたという、本校創立の話に真剣に聞き入っていました。その後はクラスごとの時間です。担任を中心にクラス全員が集まり、今日1日の記録と反省を思い出しながらパンフレットに書き込んだり、明日の予定や注意点をメモにとったりしていました。

 

 

 2日目は朝から晴天となり、班別ウォークラリーを実施しました。クラス順に部屋毎の班で「水生地下」を出発。チェックポイントに待ち構える教員が出す問題に、班の皆で協力して挑んでいました。新緑のハイキングコースには名物の河津七滝の流れやさまざま野鳥のさえずり、野の花も彩りを添えていましたが、アップダウンのあるコースを4時間近く歩いた生徒たちは、最後はくたくたになってゴール地点にたどり着いていました。到着後、迎えのバスを待つ間に天気が急変。激しい雷雨となり、店先を借りてしばし雨宿り。山荘ではひょうも降ったとのこと。到着したバスの生徒から順に入浴し、体を温めました。

 

 この日の夜は、チャペルにてゆうべの集いで山際カウンセラーからお気に入りの絵本を題材にお話をしていただきました。弱虫だった少年が、友達である小さなライオンの力を借りて、いつのまにか自信を持って何事にもチャレンジできる人間へと成長してゆくお話です。この場に集う1年生の生徒たちも、友達どうし支え合って、この少年のように成長して欲しいものです。

 

 3日目は予定通り、体育館にてレクリエーションを行いました。男女別クラス対抗で行われたドッチビーは白熱の試合が続き、勝敗で並んだクラスは抽選で決勝進出を決めました。男女とも3組の優勝となりましたが、惜しくも抽選負けとなったクラスのキャプテンを皆が励ましている姿や、敗れはしたもののクラス皆でディスクを回して試合に参加する生徒たちの姿が印象的でした。また、続いて行われた大縄跳びでは、事前の練習で全く跳べなかったクラスが大変身。クラスの団結力を見せてくれました。

 

 午後はグループ制作でドミノ倒しにチャレンジ。ドミノのレイアウトのテーマは静岡(または天城)です。班毎に600ピースのドミノを、事前に作っておいたレイアウト表に従ってきれいに並べていきます。班員全員で協力して大作を完成させた班や、完成まであと少しの所で倒してしまい、気持ちを切り替えて新たな作品にチャレンジする班などいろいろでしたが、メンバーが分担し協力して1つのものを作り上げる難しさと、達成することの喜びを感じてくれたことでしょう。

 

 天城での最後の夜はキャンドルライトサービスです。闇に包まれたチャペルの静けさの中、サープレスに身を包んだ聖歌隊が燭火を持って入場するところから礼拝が始まります。次いで燭火担当の生徒から受け取った火を、一人ずつ次の生徒へと伝えてゆき、全員が目の前のろうそくに火をともします。礼拝の説教に耳を傾け、声を合わせて讃美歌を歌いながら、一人ひとりが自分のろうそくの炎を見つめて、心静かに天城でこれまで過ごした時間を振り返ったことでしょう。

 

 

 ついに最終日を迎えました。食事の準備や方付けも皆で協力し、見違えるほどスムースに行えるようになりました。おいしい食事をいただいた後は、感謝の気持ちを込めて自分たちが過ごした山荘の掃除を行いました。そして最後のチャペルへ。閉会礼拝の後、クラス対抗のレクリエーション、部屋ごとの表札コンクール、個人の表紙コンクールなどの表彰が行われ、表彰状とささやかな賞品が贈られました。最後に山荘の中庭でクラスごとの集合写真を撮り、生徒210名と引率教員13名、揃ってバスに乗り込みました。

 

 天城山荘で寝食を共にした3泊4日のオリエンテーション。さまざまな行事を行い、楽しいことばかりでなく、辛いことや悔しいこともあったでしょう。けれどそのような経験を通して、友人との交流を深め、また自ら考えて行動する生活習慣を身につけてくれたことと思います。この貴重な経験を通して、これからの学校生活を更に充実したものにして欲しいと願っています。