受験生の皆さんへ/to Student

新年のご挨拶

新春のお慶びを申し上げます。

関東学院六浦中学校・高等学校は、2014年度から教育の地平線を広げ、世界を視野に「Go!Global」と唱えてきました。それは、否応なくグローバル化が進む社会の「10年後、20年後」を見据えて教育を考え、必要な力の育成の実践を目指す私たちの志です。

私自身も2014年4月の入職から昨年2016年まで、新たなプログラムづくりに走り回ってきました。その中であらためて痛感してきたことがあります。日本は、明治維新から日本語による日本独自の教育を大切にしてシステムを構築し、知と技術の集積をしてきました。そうして今の科学技術立国を創ってきたという確たる史実を誇る一方で、その実績を支えてきた日本の教育の基礎力が、今色々な事情で危機に瀕しているということです。日本にとってのグローバル化の波は、諸外国のそれ以上に高いものになっています。世界の技術を牽引してきた日本の特色は教育の独自性でもありましたが、今やその独自性は、ガラパゴス化と言えるほど、独特で孤独な環境に陥っていると言えるでしょう。

関東学院六浦中学校・高等学校は大きく変わり始めました。一つは英語教育です。2015年度入学の1年生から、CLIL-method(教科内容を題材にして言語活動を行うことで英語4技能を高める学習方法)を取り入れ、8人のGET(Global English Teachers:英語を外国語として学ぶ学習者への教授の専門技術を持つ多国籍の英語科教員)でのびやかに教育を展開しています。もう一つは、ICT環境とそれに支えられる全教科・科目における授業改革です。2015年度のICT環境整備と教育での実践で、日本教育工学協会(JAET)より「学校情報化優良校」の認定(2016年12月1日より)を受けました。もちろん関東学院内各校をきっての認定です。そうした教育環境の整備と教員の研修・研鑽、また、新たな教員の登用で新たな学校づくりを進めてきています。

今、私達が子ども達に与えたい教育と教育環境整備の根底にある考え方の一つは、「感受性が『柔軟』なうちに『気付き』を多くすること」です。これまでの環境の中で培われてきた考え方や価値観を一度静かに解きほぐす。基礎力の確かな習得プログラムと学校設定科目などで特化されたカリキュラム、そして身近な社会と世界での実学で、10年後、20年後に必要な力の「素」を育てる。私達が用意するものは、子ども達の夢を世界への道に結ぶ力です。2017年、関東学院六浦中学校・高等学校はさらに大きく前進します。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

2017年 元旦



関東学院六浦中学校・高等学校
校長 黒畑 勝男(2014年度入職就任)