受験生の皆さんへ/to Student

第1回新入生登校日〜校長メッセージ〜

2月11日(木祝)、2016年度新入生の皆さんの1回目の登校日を実施しました。


当日の様子は、KGMブログをご覧ください。

全体説明会の中で、本校校長の黒畑より挨拶をさせていただきました。
その全文を紹介いたします。

********** ここから **********

皆さん、おはようございます。小学生の皆さん、元気よく挨拶を交わしましょうか。おはようございます。

合格、おめでとうございます。

さて皆さん、最初に、わたしが申し上げたいことを率直に申し上げます。皆さんには、様々な思いと気持ちが、それぞれにあります。そのことを関東学院六浦中高の教職員は、よく知っています。

先ず、自分の第一志望ではない学校として、今ここにいる人にお話します。長い期間、一生懸命に受験の準備をしたけれど努力が報われなかった。…と、複雑な気持ちでここにいる人もいるでしょう。晴れやかではない、という気持ちでしょうか。

しかし、それは違います。勉強の結果としてはそうだったかもしれないけれども、それは人生の結果ではない。ここにいるのは、決して人生の結果だということではない。新しい道の始まりということです。

実は、あなたが、あなたが進む道を選ぼうとしたのではなく、神様があなたを選んでいるということなのです。神様に選ばれて、ここにいる、神様がここに来させた、ということを知ってほしいと思います。どんなことでも、一つの結果として辛い気持ちの中にいる時も、神様は、「わたしは決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」とおっしゃっている、と聖書にはあります。神様が道を用意され、人生を備えてくれるのです。

これからの道を見つめ、どの人もしっかりと歩みだすことが期待されています。ここが、あなたに与えられた新しい道です。人生を作っていくチャレンジです。人生の意味が新しく与えられていると考え、明日を見つめましょう。

そして、合格してよかった、と、今ここにホッとした気持ちでいる人も同じです。安心して、決して慢心にならず、新しいチャレンジを探してください。

さあ、どの人にとっても、これからが始まりです。力強く歩みだしましょう。

さて、タレントと言う言葉について考えてみます。タレントって聞いて、何が心に浮かびますか? お笑いタレント? 芸能人? そう、タレントは狭い意味で広まっていますが、実は、聖書の中のお金の単位の名前から来ています。つまり「円」とか「ドル」という通貨と同じで、「タラントン」は通貨の単位でした。時を経て、「才能」、「個別に与えられた力」という意味になりました。

聖書では、イエス・キリストの言葉として、君にしか与えられていない力、神様から与えられている君の力、賜物…、それぞれの賜物をそれぞれが力いっぱいに伸ばしなさい、と語られています。4月からの6年間でそれを実践していきます。

先ほどの礼拝のお話にありましたが、本校の生活の中での新しいルール、「互いに愛し合いなさい」が毎日のように語られていきます。自分の賜物を活かし、お互いにそれぞれが持つ力を伸ばし、そしてお互いがそれを尊重し、互いに尊敬しあう関係に成長するように、自分を育てていきましょう。

保護者の皆様、お子様たちが新しい道を見つめ、自分の足で歩き始めようとする姿に感動を覚えていることと思います。私も自分の子供のその時の様子を思い出しますと、今まさに、この時を大切にしたいと強く思います。六浦の教職員も皆、同じ気持ちでこの時を迎えています。

4月から中学生です。10年後は一人で人生を歩いていかねばならない子ども達です。自分で考えるべきところは自分で考えさせ、するべきことはさせ、一つ一つ、大人への成長を願い、適宜、適切に、過干渉にならずに支えていただきたいと思います。

これは、なかなか難しいことです。しかし、これからは体も心も大きく育つ中学生です。子どもは「育てる」ではなく、「『育つ』を見守る、手伝う」に変えていきましょう。

そこで、お子さんが困難を経験することを避けてはいけません。波風から守るのではなく、波風にさらされること、失敗を恐れずに進むこと。波風の体験の中から、自分を含めて人の弱さを知り、人を愛することを覚え、そして逆に逞しさを獲得していくのです。

本校の教育、様々なプログラムも、この精神に立っています。保護者の皆様と学校と、二人三脚で進みたいと思います。今日からです。どうぞよろしくお願いいたします。

 
2016年2月11日
関東学院六浦中学校
校長 黒畑 勝男