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クリスマス賛美礼拝をまもりました

12月12日(土)、本校礼拝堂にて「クリスマス賛美礼拝」が行われました。今年で4回目を迎えたこの礼拝は、在校生だけでなく、在校生の保護者の方や地域の方とともに行おうと始まったものです。今年もたくさんの方にお集まりいただくことができました。



第Ⅰ部 礼拝
  司会 本校在校生(6年生)
  奏楽 深野 基(本校音楽科教諭)
前奏
招詞   イザヤ書9章5~6節
讃美歌  109「きよしこのよる」
聖書朗読 ルカによる福音書2章10~14節
説教   「Glory and Peace」 伊藤 多香子(本校宗教主任)
祈祷
献金
祈祷
讃美歌  112「もろびとこぞりて」
祝祷
後奏





説教「Glory and Peace」の要旨
 クリスマスが近づくと、街中では讃美歌があちらこちらで流されています。自分の信じる宗教を問われると「無宗教」と答え、宗教から距離を置こうとする人が多い日本では、クリスマスに流れている讃美歌と讃美歌ではない曲の区別は必要ないので抵抗を感じてないのかもしれません。しかし世界ではじめのクリスマスに讃美歌を聞いた人たちは違っていました。
 「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」これが世界ではじめのクリスマスの讃美歌です。今はクリスマスが近づくとイルミネーションの光がまぶしく輝いていますが、天使がこのように歌うのを聞いたのは、暗闇の中にいた羊飼いたちでした。夜通し働く彼らの手元に電灯があるわけでもなく、月明かりを頼りにしながら、暗闇の中で羊の世話をしていたところに突然「天使」が現れたのです。天使は主の栄光で周りを照らし、救い主の誕生と民全体に大きな喜びが与えられると伝えました。暗闇だからこそ、その輝きを一層強く感じることができたように思いますが、手の届かないようなまぶしい輝きの中から伝えられたのは、神の栄光が今あなたたちのところに届こうとしているということでした。しかしそのしるしとして示されたことは少し不思議でした。救い主は、「飼い葉おけ」の中に眠っているというのです。「飼い葉おけ」は、家畜がえさを食べるための桶です。家畜のにおいや汚れが染みつき、人間の赤ちゃんを寝かせるようなところではありません。なぜそんなところに救い主が生まれたのか、彼らはその理由を確かめようとベツレヘムに向かいました。
 羊飼いの仕事は過酷です。夜通し羊の群れの番をしているのですから安心して眠ることが少なく、不規則な労働ゆえに決められた日に神さまを礼拝することができないことを人々から指摘されていました。自分の仕事は人々の生活を助けているのに、肯定されることもないのです。夜安心して眠る場所がないうえに、自らを肯定できないようにさせられている人々。当時皇帝の勅令によって住民登録をすることが義務付けられました。ヨセフとマリアが旅をしたのも、この住民登録をするためでした。ところが、羊飼いたちは税金を納めることができず住民として数えられてはいなかったので、住民登録をしなければならない人間としても認められてはいませんでした。その国にいないことになっているのです。居場所が失われていく。これほどつらいことはないでしょう。現代にも存在しているように思います。
 このような状況にある人々に神の栄光(輝き)が与えられるときに、平和は実現するのです。なぜなら、平和は、最も弱い「いのち」が尊重される世界だからです。肉体的に、或いは精神的に、社会的に、弱さをもつ「いのち」を守るために努力する人々が存在する世界だからです。あきらめは存在せず、強大な武力も必要ありません。神に愛されていることを知って喜び、その愛に感謝することができる御心にかなう人がいて、神さまの愛されるすべての「いのち」を大切にしようと力も知恵も尽くし、努力をするからです。羊飼いたちは、目の前でその光景を見ました。到着したところは神が愛されているなんてとても信じられない、みじめな状況でした。家畜小屋のにおいや家畜の声、自分たちの生活と比べても気の毒に思えました。しかしもっとも弱い「いのち」は暗い小屋の中であってもすやすやと眠っていました。
 何もないのに、平安に満ちているのは、この乳飲み子のいのちが守られているからです。このようなところに生まれたことがみじめではなく、この場所によって羊飼いたちは、天使の語った通り「民全体に」喜びが与えられたことを知りました。どのような立場にあろうとも、「例外なく」「すべての人」のために、救い主がお生まれになったことを知りました。彼らは自分たちをさげすんだ人々に対しても、今起こったこの素晴らしい出来事を伝え賛美しながら自分たちのいた場所へと帰っていきます。彼らの口からは、神を讃える賛美が満ち溢れていたことでしょう。神を神としてあがめること、これこそが「賛美」の一番重要な事柄です。
 今年もクリスマスに向けて生徒も教員もともに練習を重ね、準備をし、「イエス・キリストの誕生によって示された神の愛に感謝し、互いに愛し合い本当の平和を実現する働き手として」クリスマス行事の実施に向けて全校で取り組みました。平和は遠いところにある理想ではありません。今ここに実現されるべきものです。神を見上げ、互いに愛し合うとき、心からの賛美が生まれます。クリスマスには、大きな声で力いっぱい神の御名を崇め賛美しましょう!そして平和のために祈りましょう!クリスマスおめでとうございます。


第Ⅰ部の途中で,献金が行われました。この献金は、多くの施設や団体の働きを覚えてささげます。今年度の献金送付先は以下の団体・施設です。

1. 日本基督教団 東北教区被災者支援センター・エマオ(東日本大震災支援)
2.(学)横浜訓盲学院(視覚障がい者福祉施設)
3.(福)恵和(知的障がい者福祉施設)  
4.(公社)日本キリスト教海外医療協力会(アジアの無医村地域での医療活動)
5.(社福)横浜いのちの電話(電話相談活動)
6.(特非)信愛塾(在日外国人教育生活相談センタ-)
7.(社福)日本医療伝道会衣笠ホーム(特別養護老人ホ-ム)
8. 日本キリスト教団 神奈川教区寿地区活動委員会(生活支援団体) 
9.(特非)アジアキリスト教教育基金(バングラデシュの寺子屋支援団体) 
10. 日本バプテスト連盟 国際ミッションボランティア・佐々木さんを支援する会
  (アフリカのルワンダ平和支援活動団体)
11. 日本バプテスト神学校
12. (福)汀会 止揚学園(知的障がい者の施設)
13. 日本キリスト教協議会教育部(プロテスタント諸教派の合同団体)
14.(福)幸保園(児童養護施設)
15.(福)三育福祉会 特別養護老人ホーム シャローム
16.(特非)さざなみ会 シャローム(地域活動支援センター、クリスマスクッキーの購入先)
17. 日本バプテスト海外伝道協会(タイ・カレン・バプテスト・コンベンションへの協力支援)
18.(学)聖坂学院(特別支援学校)
19. 全国キリスト教学校人権教育研究協議会
20.(学)日本聾話学校(キリスト教精神に基づいた日本で唯一の私立聾学校)
21.(宗)日本バプテスト同盟(ネパール大地震支援のために)


~休憩~

第Ⅱ部 クリスマスコンサート
  司会 伊藤 多香子(本校宗教主任)
  ゴスペル演奏 ディレクター 国友よしひろ
      演奏 関東学院六浦ゴスペルクワイヤー
    「Every Praise」
    「We wish a Timeless Christmas」
    「The Night that Christ was Born」
    「My Life is in Your Hands」
    「The Blessing of Abraham」
    「Oh Happy Day」
  合同演奏 関東学院六浦ゴスペルクワイヤー
       関東学院六浦中高 吹奏楽部
    「Joyful Joyful!」





第Ⅱ部は「クリスマスコンサート」と題して行われ、今年も国友よしひろ先生がディレクターをつとめてくださいました。国友先生は本校だけでなく様々学校で講師をつとめるかたわら、ゴスペルクワイヤーを結成し指導されていま
す。今回も本校で保護者・生徒を募り、「関東学院六浦ゴスペルクワイヤー」を作り、練習を重ねてきました。今回のステージも国友先生の軽妙な語りと、ゴスペルクワイヤーとプロバンドのコラボレーションで進んでいきました。

ゴスペルならではの迫力ある歌声、国友先生の詳しい解説により歌詞の意味を味わいながら聴くことができる魅力あふれるステージでした。「Oh Happy Day」では、観客とステージが一体となり、会場がまさしく幸せを分かち合いました。

最後は本校吹奏楽部とゴスペルクワイヤー、プロバンドとのコラボレーションで「Joyful Joyful」でした。ステージのクワイヤー、客席後方2階の吹奏楽部とが次々と移り変わる演奏に合わせて体の向きを変えて楽しんでいました。他では体験することのできない価値あるステージになりました。

毎年、少しずつ形を変えながら回を重ねてきたクリスマス賛美礼拝。ステージと客席との一体感はこれまで以上のものを感じさせてくれました。本校の年末の風物詩といってもいい行事になってきました。在校生のみで行うクリスマス礼拝のような、ページェントや十字架行進を中心とした厳かな礼拝も素晴らしいですが、この賛美礼拝のように、一般の方も交えて楽しく過ごす礼拝も、これからも大切していきたいと思います。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

いよいよクリスマスはもう目の前。
このブログを読んでくださっている皆様も素敵なクリスマスをお迎えください。



Merry Christmas!