受験生の皆さんへ/to Student

新年のご挨拶

明けまして おめでとうございます。
新しい年を迎え 皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
2015年 元旦

新年のお慶びを申し上げます。
2015年の大きな動きの一つは、ASEAN経済共同体(AEC)が実現することです。ASEAN加盟10ヵ国の総GDPは100兆円で日本のまだ4分の1ですが、工業国へと成長も著しく経済活動はますます隆盛するでしょう。総人口は約6億、どの国も若い世代が多いことがアジアの未来の大きさを語ります。少子化と人口減少が進み、企業の海外展開が進行する日本とは対照的です。そうした時代だからこそ私たちはけっして内向きにならず、子供たちを委縮させず恐れさせず、夢を持って未来を迎える力を育むことが大事になります。

グローバル化がいっそう進む10、20年後を想像して現在を考えること、保護者・学校が現実としてその感覚を持つことが重要です。社系・文系進学を考える場合はさらに重要な視点でしょう。言うまでもなく、グローバル化は即、あらゆる面でのボーダーレス化を意味します。しかし、ほとんどの子供たちにとって普段の生活は、グローバル化を切実に感じさせる環境ではありません。

この数年、政府は国際人材の育成を強く求めています。また企業はグローバル人材をますます求めています。じわじわと外国人留学生の採用が増えてきていますが、同時に日本人の長期留学経験者の積極的な採用も増えてきています。その理由の中に、求められる人材像が見えます。第一番目は単に語学力ではありません。日本社会での考え方を知る一方で、留学先での数々の困難で培われた視野の広さと課題解決力への評価です。何をどれだけ苦労したかということが評価されています。異文化間の波風の中で働く時、基となる意思疎通の力、状況を見極める力、適切に適応する力、人間関係をつくる力、問題を解決し発展を導き出す力がこれまで以上に必要とされています。だからこそ、この力の素養や力の芽を中学と高校時代に養うことが大切です。大学での学びとその後の人生の選択に大きなアドバンテージになります。

関東学院六浦は2013年に60周年を迎え、2014年4月、新しい時代へ対応する教育を準備し始めました。キリストの教えに立ち、坂田祐初代学院長の掲げた「人になれ 奉仕せよ」を建学の理念とする中高一貫の6年間で、ボーダーレス化が進む社会に臆せず、躊躇せずに歩みだしていくことができる近未来の人材を育てます。生徒一人一人が、自分が社会のどこかと、世界の誰かと繋がっていることを具体的に学び、知り、実際に経験すること。「百聞は一見にしかず」で現実の社会を一刻も早く、様々に体験し経験化すること。そして基本となるコミュニケーション力の基礎として英語力をつけること。これらを学校全体のカリキュラムの中で強化していきます。学齢に応じた環境を2015年はさらに充実させます。

いま、子供たちの進路を考えることは、10、20年後の社会を思うところから始まります。子供たちの人生は、まさに「未来との衝突」であることを真剣に考えたい。どのように未来を迎えさせるべきか、関東学院六浦中学校・高等学校は考えていきます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

関東学院六浦中学校・高等学校
校長 黒畑勝男(2014年度就任)