校長メッセージ/Message from the Principal

感受性が『柔軟』なうちにたくさんの体験をする

校長 黒畑 勝男

  子どもたちが生きて行く10年後、20年後の社会を想像すると、子どもたちが早期に慣習の違う人々や文化の中で、感受性に響くたくさんの体験をすることが重要です。それまでにない気付きを多くすることです。気付きは学びへの興味や関心のためだけではなく、未来社会に生きて行く上での課題の発見ともなります。若ければ若いほど、その発見は将来への力の種となります。6年一貫の課程だからこそできる感受性に問いかける教育の数々。これが六浦の大きな特色です。
  「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、鉄は熱すれば再加工が可能です。しかし、人の感受性は、成長とともに可塑性が低くなるものです。学齢が上がり多くのことを学んでいきますが、人生の方向を探す中でそれらを取捨していきます。捨てるものも多くなり、感受性自体も対象が狭くなりがちです。大人に近づくにつれ、それが新しい発見や新しい気付きであっても自分とは疎遠なものとしてとどまることが多くなり、また、その感動が人生を動かすようなことも少なくなっていきます。
  中高6年の時期は、見るものや触れるもの全てに興味を深く示す乳幼児期にも似ています。再び感受性を震わせる「時」と「空間」です。身も心も大きく成長する第二の「時空」。小学校までの生活経験に照らして、新しい世界を直接感じたいと欲する6年間。人生の可能性をいよいよ考え始める子どもたちには、新しい時空が必要です。
  感受性が柔軟なうちに多くの景色を見るべきです。関東六浦中高の教育は、風光明媚な金沢八景で60年を経て、2014年度から新しい景色となりました。ICT環境の進んだ教室での堅実な学びと、それに結びつく実学的経験による学びで、さらなるインセンティブを目指す教育プログラム。グローバル化の進む未来社会の磁場を意識する時空での学びがあります。子どもたちの柔軟な感受性に応える教育があります。

校長 黒畑 勝男(2014年度入職)


2016年度 入学式におけるメッセージ
2015年度 入学式におけるメッセージ
2014年度 入学式におけるメッセージ