校長メッセージ/Message from the Principal

感受性が『柔軟』なうちにたくさんの体験をする

校長 黒畑 勝男

  国内もますますグローバル化が進む10年後、20年後の社会。その社会に子どもたちが働き、暮らします。未来に備え、「感受性が柔軟」なうちにたくさんの「体験」をすることが大切です。感受性が鋭い年頃に身近な社会でも知らなかったところを知る。そして、文化の異なる社会や人々の中に行き、具体的に現実として違いを実体験する。その中での「気づき」の多さが、未来に生きるための確かな力の素となります。気付きは学びへの興味や関心を引き出すだけではなく、生きる未来社会の課題の発見となります。若ければ若いほど、気づきは将来の力の種となります。6年一貫の課程だからこそできる感受性に問いかける教育の数々。未来への「基礎力」の教育です。これが六浦の大きな特色です。
  従来の読解力、数理的処理力、科学的知識力の基礎学力を活かし、実生活で直面する課題や問題を認識して「解決する力」を養う。グローバル化が進む中で求められるこの力は、叫ばれて久しい新しい学力観での力です。唱えることは簡単です。しかし、特に日本では、敢えて意識して異なる社会・慣習の中で主体的に取り組まない限り、机上での学びに終わりがちです。六浦は、体験から啓発され、課題を解決する意欲に繋がるプロセスを大切にします。このプロセスの中で学んだ生徒たちが逞しく成長する。これが六浦の誇りです。
  経験を活かし、思いを行動にしていくためには、言語の力が必要です。世界の共通言語としての英語の力を育てます。英語は「教科」ではない、だれもが身につけなければならない言葉。身につけることができる「生きる力」と鼓舞する新しい英語教育で学んでいきます。そして、意思疎通の能力の基に哲学にも近い豊かな共感性が必要です。日々、行動の根底をキリスト教の教えで見つめつつ、あらゆる場面で「隣人愛」を考えていきます。
   「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、鉄は熱すれば再加工が可能です。しかし、人の感受性は、次第に可塑性が低くなるものです。多くのことを学んでいき、人生の方向を探す中で、捨てるものは多くなります。同時に、感受性も対象が狭くなりがちです。感受性が柔軟なうちに多くの景色を見る。関東学院六浦中高は風光明媚な金沢八景で60年を経て、2014年度から新しい景色となりました。ICT環境の進んだ教室での堅実な学び、そして気づきをインセンティブとする豊かな教育プログラム。関東学院六浦は、「人になれ 奉仕せよ」を校訓とし、グローバル化の進む未来社会に向けて確かな力をつける教育を推進しています。                                                         

校長 黒畑 勝男(2014年度入職)


2016年度 入学式におけるメッセージ
2015年度 入学式におけるメッセージ
2014年度 入学式におけるメッセージ